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超ひさしぶり

このブログ、ずっと書いていませんでした。
ピアノの話を書き終えたら、なんだかすっきりしちゃって。。。
不思議なことに、オーケストラのつらい夢を見ることもなくなりました。

そういえば、このブログのタイトルにもなった、私のウチの「幸福の木」はますます大きくなりました。
部屋が狭くなってきちゃって、
この冬は、「よし、外で冬を越してもらおう」と思って、ネット通販でミニ温室(小さいビニールハウス)を買って、ベランダに置き、温室の中に幸福の木を置きました。

で、久しぶりにベランダの木を見たら、葉の色が薄くなって、ヨレヨレになっていて・・・ぎゃーこれは枯れそうだあ。やっぱり寒さに弱いのねー。
「お~ごめんごめん」と、あわてて木を部屋に入れたら、最近はすっかり元気になりました。

そういうわけで、せっかく買ったミニ温室が、からっぽになってしまいました。
どなたかほしい人がいたら、差し上げます!

************

そういえば2、
この間、友達の子供たちと一緒に、児童館に遊びにいきました。
小学生の子供たちがワイワイと遊んでいました。
ピアノがあったので、何の気なしに「ポニョ」の歌を弾いてみたら・・・

あっというまに子供たちが周りにドドドと集まってきて、いっせいに
「ポーニョポーニョポニョ、さかなの子っ」
と歌い始めたのでビックリしました。
みんな好きなのね~ポニョ。みんなが歌ってくれてなんだか嬉しかった。

とりとめもない話でしたが、今日はこのへんで・・・
またね。

# by honobonokayo | 2010-03-17 01:10 | 音楽

タラの芽♪

春の野菜が届きました♪
大好きな、タラの芽です!

普段は天ぷらや揚げ物は作らないのですが、
この季節だけは別です。

タラの芽に衣をつけて、さっと天ぷらにして
出来立てを食べると最高においしい!!!

私の春の味覚ベスト1です♪
天ぷら屋さんにも負けない味かも。

# by honobonokayo | 2010-02-15 22:40

ハルちゃんとピアノ

さて、毎月音楽の授業でピアノを弾いていた私でしたが、去年から「一身上の都合」により、代役を頼まざるを得なくなりました。誰にしようかと周りのみんなも心配していました。
何年か前に、スラスラっと弾いてくれたハルちゃんしかいないと思い、メールしてみました。このごろ学校にもあまり顔を出していないし、引き受けてくれるかな。ドキドキしました。

「了解です!」
すぐにハルちゃんから返事がきました。
「いまから練習するワ!」
よかった~~!!!

ピアノを弾いてもらう授業まで3ヶ月もあるというのに、ハルちゃんから質問がいっぱい来ました。
「カヨちゃんが弾いているとき、椅子の高さが少し低くない?」
「いつもどんなアドリブを入れているの?」
「1曲目はいつも、みんなの歌に引きずられてだんだんテンポが遅くなってくるんだけど、どうすればいいの?」
「メトロノームに合わせて練習してるんだけど、テンポを教えてください」

メトロノームに合わせる?!
そんなきっちりした練習はやったことがありませんでした。
あわてて、自宅でメトロノームに合わせてピアノを弾いてみて、おおよそのテンポを計りました。
しかし、私のテンポがいい加減なこと!速くなったり遅くなったりメチャクチャです。
「♪=84くらいかな~」テキトーに計って答えました・・・
ハルちゃんって真面目です!

以来、ハルちゃんがピアノの時間に大活躍してくれています。
今や授業になくてはならぬ存在です。
社会人になってからもピアノを習い続けて、発表会にも出ているという彼女、私よりずっと上手いのです。
ありがとう、ハルちゃん。

こうして後を継いでくれる人ができて、ほっとしました。
彼女のピアノに合わせて、音楽の時間によき体験をしてくれる人が沢山増えていくことでしょう。
ハルちゃんとピアノ_e0112767_23292357.jpg



こうして書いてきた私の音楽話、二年かかりましたが、やっと終わりにします。

このブログを書いている間、記憶に埋もれていた数々の思い出が浮かび上がってきました。子供のころのピアノの発表会のこと、オーケストラで一緒に演奏していた仲間のこと・・・
特にオーケストラでは、楽しい思い出があまりないと思っていたのですが、学生のころ演奏していた曲の数々をなぜか最近FMで耳にするようになり、そのたびに、周りで演奏していた仲間の顔を思い出します。
楽しいこともたくさんあったな~。
オーケストラに参加したことで、それまでピアノしか知らなかった私の音楽の世界が広がりました。やっぱりやってよかった。このブログを書いたことで、すっきりした気持ちになりました。
学生の時に録音したCD、今までずっと聞かずに封印してきましたが、そろそろ聞いてみようかな、と思います。
新しくジャズピアノも練習してみたいな。

そして、もちろん音楽の時間のピアノ、これからも時々やりますので。。。
よろしくお願いします。

# by honobonokayo | 2009-07-20 22:39 | 音楽

再び、ピアノ

前回の続きの話です・・・・

ピアノを高校でやめ、オーボエも大学の4年間弱でやめ、音楽に触れる機会も減り・・・私の中には後悔がずっと残っていました。
音楽、好きだったはずなのにな。
続けていればよかったな。
せめて電子ピアノがほしかったけれど、寮の6畳間や、その後の独り暮らしの1Kの部屋には、そのスペースはありませんでした。
再び、ピアノ_e0112767_23583934.jpg

社会人になってから、ふとしたきっかけで出逢った学校。
最初はぜんぜんうまくゆかず、歯を食いしばり、根性で数ヶ月の授業をなんとか終えました・・・
そのころ、学校の文化祭で合唱団を編成するというので、久々に音楽に触れたくて、加わりました。

そのとき、誰がピアノ伴奏をしていたのか、覚えていませんが。。。
師匠が「この歌もやるぞ。これもだ」と、どんどん曲が増えていくのに、伴奏譜がなくてピアノの人が困っていたような記憶があります。
休み時間に、ピアノに近寄って、適当に弾いてみました。
「あれっピアノ弾けるの」
周りの人が驚いています。
そういえば、ピアノやってたなんて、誰にも話したことなかった。
「うん・・昔の話ですけど」
昔のように、みんなの歌にテキトーに伴奏つけて弾いたら喜ばれ、そのまま本番でもピアノ伴奏をすることになりました。


それから、毎月の授業の音楽の時間に、私がピアノ伴奏をするようになったのです。
師匠の絶妙なトークにみんなが笑い転げて、ワイワイと盛り上がる歌の時間。
懐かしい歌を歌いながら、涙を浮かべる人、
一生懸命歌う人、オンチな歌に大笑いする人、
「あっピアノの先生!」と話しかけてくれる人・・・
みんなで歌って、とてもいい時間でした。


私の錆びたピアノでみんなが喜んでくれたことが、驚きでした。
役に立てるなんて思ってもみませんでした。
ピアノ、やっててよかった。
再び、ピアノ_e0112767_084189.jpg


こうしてピアノを弾くこと、百数十回にもなったでしょうか。
東京ばかりでなく、京都で弾いたこともあります。
ピアノを弾くという場を与えてもらい、「生かされてきたなあ」って思います。
このほんの数十分間が、私が一番生き生きと表現できる時間でした。
こうして、再び音楽にふれることができて、たくさんの出逢いがあり・・・・楽しかった。

今思うのは、やっぱり「ありがとう」ってことです。

# by honobonokayo | 2009-06-03 00:22 | 音楽

続・オーケストラ

このブログで2年くらい前から、私が音楽と出会ってからのこと(エラそうですが・・・)を書いてきました。
このところ、ずっとその話が中断していて気になっていたので、再度書き始めることにします。

★今までのおはなし★
九州の片田舎育ちの私、4歳のときにピアノを習い始めました。
しかし、ナマケモノで練習ぎらい。チャラチャラっと弾きながら歌うほうが好きでした。
結局、音大進学は見送り、フツーの学校へ。
高校2年でピアノを習うのをやめました。

大学で、憧れのオーケストラに入りました。
オーボエという木管楽器を始めたのですが、これが難しい・・・
吹く人が少ないので、すぐレギュラーになれる、なんて邪心を持ったら、これが裏目に出た。
大学2年の冬、次の定期演奏会のブラームスの交響曲のトップを吹くことになりました。

楽器を始めて2年足らず、すごいプレッシャーを感じました。
東京からプロの指揮者を迎えての最初のトレーニング。
肝心の私のソロの部分で、緊張のあまり音を出せませんでした。
このシーン、今でも時々夢に見るのです・・・・。
続・オーケストラ_e0112767_2253391.jpg

★つづき★
ソロの音が出ない、ということは、オーケストラの旋律がない、ということです。
困ったものです。
指揮者に「外へ出ろ」といわれて、練習室の外へ出ました。
木管パートリーダーの先輩が飛び出してきました。
「どうしたんや、なんで吹かないんや」
「・・・緊張しちゃって・・もう私、降ろされますか」
普段は温和な先輩が怖い顔をしていました。
「降ろすなんて考えとらん。本番はもっと緊張するんや。
今までどれだけ練習したんか。ちゃんと練習しとらんやろ。毎日百回練習せんか」
先輩が大分弁で、まくしたてていたことを覚えています。

その翌日から、毎日毎日大学へ通い、誰もいない教室に1人こもって、
自分のソロの部分を全部、百回ずつ練習しました。
メトロノームに合わせて、付点のリズムに変えたりもしながら延々と。
ピアノをこんなに真面目に練習したことはありませんでした。
毎日3-4時間くらい練習していたと思います。
寝ても覚めても考えるのは、ブラームスのソロのことばかり。
本番まであと何日、と考えるだけで頭が痛い。
オケのメンバーの視線をとても冷たく感じました。
私、本当にこの曲を吹けるんだろうか。

時々、ほかのパートの人がやってきて、私のソロに合わせてくれたりもしました。
続・オーケストラ_e0112767_226845.jpg

そして迎えた本番。
とちりもしましたが、とにかく死に物狂いで吹きました。

演奏が終わって、お客さんの拍手の中、指揮者が私を指差して、「立て」と合図しました。
え?!と思いながら、おずおずと立ち上がると、お客さんとオーケストラのみんなの拍手を浴びました。

その日の夜は徹夜で打ち上げをしました。
朝方、自分の部屋に帰って、「はー。おわったんだー」と窓の外の光を眺めました。
続・オーケストラ_e0112767_2262769.jpg


それから後は、
あまり語ることがありません。
その次の演奏会でもトップを吹くように言われましたが、断って、後輩にその役を頼みました。
もうあんな苦しい思いはまっぴら。疲れきってしまった。
練習だけに明け暮れるのもイヤ。もっと楽しんでやりたい。

その後は、ホドホドの曲を吹いて、楽器はあまり上手になりませんでした。


オーケストラで楽しいことも沢山あったはずなのに、いつも思い出すのは、苦しいブラームス。
苦い思いがよみがえります。
音楽の楽しさを味わう余裕がありませんでした。
私がソロを吹いたブラームスは、その後CD化されたのですが、未だにこのCDを聴いたことがありません、こわくって。

大学4年の春の演奏会を最後に、楽器をほとんど吹かなくなりました。
社会人になって東京に来たら、会社の寮の6畳間で同期の友人と二人の生活。
オーボエは押入れにしまいこんで、その後演奏することはありませんでした。

社会人になってから、音楽とのつながりといえば、
小さいCDラジカセで、小さい音でCDを聴く
時々オペラやオーケストラのコンサートに行く
職場の人たちと夜中までカラオケで歌いまくる・・・
くらいになりました。
これからも、そうなんだろうなーと思っていました・・・・。

# by honobonokayo | 2009-04-19 02:24 | 音楽